リコージャパン株式会社 岩手支社
仕事の「見える化」と「共有」で社内を活性化、
職場改善の取り組みを顧客への提案に生かす。
リコージャパン株式会社 岩手支社
■所在地/盛岡市本宮3-36-45
■主な事業/複合機(MFP)やプリンターなどの画像機器や消耗品およびICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供など
■従業員数/138人(男性124人、女性14人)
取り組みの背景・ビジョン
多様な人材が活躍できる環境整備を進めながら、従業員の仕事と生活の充実を目指す「ワークライフ・マネジメント」を、経営戦略として掲げるリコーグループ。その一員であるリコージャパン岩手支社でも、多岐にわたる様々な取り組みを行っています。
「元気な会社をつくるには、従業員に元気がないと実現できません。そのために欠かせないのが、CS(顧客満足)とES(従業員満足)を両輪で高めていくこと。何のための改善であり改革なのか、目的を従業員全員で共有し、意識していくことが大切です」と、武田浩明支社長は強調します。
そのために岩手支社では、以下の3つの取り組みを実施しています。
①時間の管理と生産性の向上
②「従業員が“いきいき”と誇りを持って働く」環境づくり
③「お客様から感謝される顧客価値企業」の実現
これらに共通しているのは、上司と部下、従業員同士の情報の共有と達成感の共有。個々のスケジュールや目標設定も、他の従業員が見習うべき実践事例も、職場改善の工夫も「見える化」して共有することで、コミュニケーションの活性化や従業員のやりがい、自発的な行動へとつなげています。
「良い仕事を可視化すれば、『それいいね!』と互いに認め合うことができますから、従業員のモチベーションも上がります。すると良い循環が生まれ、会社に活気が生まれます」と、武田支社長。今後は、職場改善の実践事例を顧客にも提案しながら、岩手県全体を元気にできるよう取り組んでいくことが目標です。
行動を「見える化」し、スムーズなコミュニケーションを促進
スケジュールや連絡事項を共有できる営業支援やグループウェアなどのツールを導入。行動を「見える化」することで、お互いの空き時間を使ってミーティングを行うなど、時間を効率的に使っています。このように上司と部下、従業員同士で情報を共有することにより、風通しの良いオープンな空気が生まれます。
時間管理の徹底と、働きやすいオフィス環境整備の両輪で生産性をアップ
残業時間の削減を呼びかけるだけでなく、生産性をアップするフォローも工夫しています。
従業員主体の職場づくり活動で、モチベーションアップ
従業員が主体となる職場環境づくりの一環として、4つの社内委員会を立ち上げています。「CS向上委員会」では、毎週水曜日を日々のCS活動を共有する“CS活動day”に設定。顧客満足を高める工夫や実践をみんなで共有しながら、岩手支社独自の「CS活動スタンダード」をつくっています。「ES向上委員会」では、従業員の家族を招いて毎年1回のファミリーデーを実施。「女子会」では、フードバンク岩手への食料寄付など、地域貢献活動に力を折れて活動しています。
従業員の声
もともと自発的に職場改善に取り組む社風があり、有給休暇も取りやすい環境があります。支社長の勧めもあって、今年から女子従業員全員で女子会を立ち上げ、フードバンク岩手への食料寄付などの地域貢献活動を行っています。女子会には部署の違う従業員が集まるため、交流も生まれますし、他部署の仕事を知るいい機会になっています。