株式会社水清建設
「従業員が人に自慢できる職場づくり」を
目指し、取り組んできた働き方改革
株式会社水清建設
「社員の幸せ」と「地域貢献」を理念とし、従業員のニーズを聞き取り、「自治体・学校・地域行事等参加休暇」「自己啓発休暇」など、従業員の事情に合わせた多様な休暇制度を新設。取得実績もあり、従業員は休暇制度を活用しながら、仕事はもちろん地域でも活躍している。
■所在地/紫波郡矢巾町西徳田5-201-2
■主な事業/建設業
■従業員数/44人
多様性のある休暇制度が働きやすい職場を実現
「地域になくてはならない会社、そして従業員はなくてはならない人」と、会社の経営理念を語るのは水本孝社長。ここ数年、若い人材を積極的に採用し、その方々が出産・子育て期を迎え、休暇の見直しをしました。その一つが子の看護休暇。対象を中学卒業までとし、30分単位で取得できるようにしました。PTAや自治会活動をしたいという声を受け、自治会・学校・地域行事等参加休暇も。これは企業としての地域貢献の実践の一つでした。従業員が働きやすい職場、人に自慢できる職場が理想で、多様性のある休暇制度がそれを支える柱の一つです。もう一つの柱は、報酬です。地域企業と比べ10%高い給与を実現しています。その継続のためにも働き方改革を続け、勤労意欲と生産効率を高めていきたいと思っています。今後の目標は女性活躍を実現できる教育・人材育成を含めた働き方改革の実現です。
株式会社水清建設
代表取締役 水本孝氏
「考える」社員一人一人が生産性アップに貢献
アンケートは取っていないのですが、社員の満足度は高いと思っています。わたしは年に2回、従業員と面談しています。「働きやすい職場づくり」から始めた働き方改革で、従業員一人一人が自分の暮らし、仕事そして地域について考えるようになりました。そんな「考えるクセ」が仕事では効率がアップにつながり、生産性も高まりました。「従業員が誇れる魅力的な企業」を地元に増やすことができれば、県内への若者定住にもつながり、活気ある地域づくりに貢献できるのではないでしょうか。