株式会社ベアレン醸造所
役割分担を見直し、時間を作り
整理整頓をし、情報共有をしっかりと
株式会社ベアレン醸造所
■所在地/盛岡市北山1-3-31
■設立/2001年2月 (2003年4月創業)
■主な事業/ビールの製造、販売、飲食店の経営
■従業員数/49名 (男性26名、女性23名)
株式会社ベアレン醸造所では、商品やイベントの企画を行う「マーケティングチーム」と在庫管理とお客様へ商品をお届けする「業務チーム」の2チームで業務の見直しを実施。“ワークに活かされるライフ”を目標に取り組みを進めている。
目指す姿(チーム目標) -マーケティングチーム
役割分担を見直し、時間を作り、整理整頓をし、情報共有をしっかりとし、設備を充実させ、反省を大切にし、器をおおきく、余裕をもって、新たな取組みを相談して実現できる!
メリハリをもってツカサ(チームリーダーの名前)を楽に
課題 | アクション |
---|---|
整理整頓ができていない |
・片付けの仕組み化毎週時間を決めてチーム全員で掃除を行う、エリア担当を決めるなど、片づけを仕組み化。 |
時間が足りない |
・受注対応のルール化受注時間を見直し、配送の効率化を図る。イベント後の片づけなど、タスクの精査優先順位をつける。 |
情報共有の不足 |
・社内SNSを使った情報共有打ち合わせや時間調整にかかる時間を見直すために、社内SNSを活用し仕事の情報共有を行う。打ち合わせ時間の見直しと情報共有を目指す。 |
役割分担が分かりにくい |
・社内SNSを使い、タスクの見える化タスクを見える化し、仕事のモレを解消。 |
プロジェクト終了後の振り返りが足りない |
・社内SNSの活用し、振り返りの時間を定期的に用意する振り返りのミーティングで集まる必要なく情報共有ができ、かつ振り返りの時短の両立を目指す。 |
成果・変化 -マーケティングチーム
・時間管理については、取り組み前後で比較すると、残業や間接時間が大幅に削減できた。特に、取り組みが定着化してきた9月以降は、昨年の残業時間を大きく下回っていることが成果として表れている。時間が削減できただけでなく、売上げにも影響しており、特に1月は売上前年比139%と生産性の向上につながった。※グラフ参照
・社内SNSを使った情報共有、仕事への応用(タスクの見える化)を実施したことにより、打合回数が、月間15回⇒2回に減少。チーム当たり1ヶ月16.5時間の短縮。業務が可視化されたことで、仕事の漏れが少なくなるなど、効率化が図られ担当者の意識が上がった。
チーム全員で掃除
社内SNSの活用
目指す姿(チーム目標) -業務チーム
・積極的にポジティブな発言をすることで、情報共有やコミュニケーションを図り、チームワークを発揮する。
・喜ばれる接客を目指すべく、心と時間に余裕を持って責任感を強く持ち、個人&チームのスキル向上のためにチャレンジする。
・最終的にはライフ充実!!
課題 | アクション |
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帰りが遅くなる |
・NO残業DAYの実施NO残業DAYを設け、より「時間」の意識づけをする。 |
他の部署の仕事が分からない |
・マーケティングチームの現場同行営業同行をし、取引先と直接顔を合わせたり、売場づくりの様子を見ることで、チームを超えた取り組みとコミュニケーションの活性化を目指す。 |
物を探す時間(ムダ)の解消 |
・断捨離の実施書類等の所定の位置を決め、書類を探す時間を削減。 |
さらなるコミュニケーションの活性化 |
・「ありがとうを伝えよう!」実施チームメンバーへの日ごろの感謝を付箋に書いて伝える。チーム内の雰囲気を良くするとともに、言葉を発する=能動的に動く姿勢も目指す。 |
成果・変化 -業務チーム
・NO残業DAYを設けたことで、普段よりも「時間」を意識して、作業を進めるようになった。
その結果、時間通りに終わることができるようになった。
・マーケティングチームに現場同行することで、自分の担当以外の仕事の流れを知ることができた。また、取引先の担当者さんと直接顔を合わせてコミュニケーションをとることで、その後のやり取りもスムーズにできるようになった。
この取り組みを通して、仕事のこと、また何気ない雑談から「その人」をより知ることができた。それが円滑な業務に繋がり、社内→社外(お取引先)へと良い雰囲気の循環が生まれた。
・お互いの仕事や行動をよく見るようになり、チームを超えて以前よりコミュニケーションが活発になった。風通しが良くなったことで、仕事や頼み事など伝えられやすくなった。加えて、取り組みを進める中で、メンバーが主体的に行動するようになった。
「現場同行」の様子
「ありがとうを伝えよう!」の様子