働き方改革 スタートガイド メニュー
Chapter2
働き方改革に取り組みやすい 風土・土台をつくる
あなたの組織診断 働き方改革推進風土チェック!
働き方改革の必要性を理解し、推進する風土があるか、今の組織についてチェックしてみましょう。
- 出勤/退勤時、あいさつをしても返事が返ってこない
- 誰かに気軽に相談できる雰囲気ではない(相談を受ける余裕がない)
- 職場内の連携が不足し、仕事がうまく進まないことがある
- 意見を言っても否定されるので言わないようにしている
- 同じ部署の上司や同僚がどのような仕事をしているのか分からない
- 特定の人にしかできない仕事があり、その人が休むと周りが困ることがある
- 職場(部署)の上司や仕事のできる先輩/同僚が誰よりも残業をしているので、先に帰る時遠慮してしまう
- 経営者の考えや会社の方針がよく分からない
- ワーク・ライフ・バランスは、子育てや介護をしている人のためのものだと思っている
- 働き方改革は自分には関係のないことだと思っている
いくつ当てはまりましたか?
働き方改革に取り組みやすい風土とは
働き方改革を推進するうえで重要なことは、柔軟で風通しの良い職場であることです。
- ・お互いの意見や存在を認め尊重し合える風土
- ・情報の共有がしっかりできる風土
- ・一人一人が自立して、考え、行動できる風土
「気軽に話しかけることができない」
「他の人がどのような仕事をしているのか分からない」
などの要因に、職場内のコミュニケーション不足があげられます。
コミュニケーション不足により、仕事の生産性の低下をもたらし、
新しいアイディアが出にくい風土になってしまっている可能性もあります。
働きやすい風土にするために、それぞれの立場でできること
柔軟で風通しの良い職場をつくることで、働き方改革の取り組みが推進することはもちろん、職場のコミュニケーションも活性化し、お互いの業務を把握することで協力する体制が構築されたり、新たなアイディアが生まれやすい雰囲気ができることも期待できます。
経営者が「本気で働き方改革に取り組むというメッセージ」を発信することで、 従業員のモチベーションが上がり、取り組みが加速します。
部下との話し合いの機会を設けることで、部下のニーズを把握できたり、 信頼関係の構築にもつながります。
今まで手が付けられなかった仕事に着手でき、さらには仕事以外の時間を 確保することにもつながります。
「ワーク・ライフ・バランス」への正しい理解が風土づくりにも効果を発揮
「仕事をほどほどにして余暇や私生活を充実させるもの」というように、仕事と私生活を切り離して考えるものと誤解されがちなワーク・ライフ・バランス。
ワーク・ライフ・バランスとは、
一人一人がやりがいを持ちながら働き、かつ、
人生の各段階においても
多様な生き方が選択できることです。
従業員が多様な働き方、生き方を選択できるようにするには、お互いの立場や価値観を理解し、受け入れ、協力し合いながら働く風土づくりが重要であり、それが働き方改革を推進する土台にもつながります。
ワーク・ライフ・バランスの意義を正しく理解し、従業員一人一人に丁寧に伝えられるようにしましょう。
「ありがとう」を伝えることで、チーム力向上に!
対象者に向けてそれぞれが「ありがとう」のメッセージを書く
最後は全員で記念撮影
ライフの充実が仕事に反映する「ワークに生かされるライフ」を目標に、平成29年5月から1~2週に1回程度、業務改善のためのミーティングを行い、職場で感じている課題を共有してきました。
取り組みを通じて見えてきた課題のひとつに「コミュニケーション不足」という意見がありました。そこで、解決策として、週に1度、日ごろの感謝を付箋で伝える日「ありがとうを伝えよう!」をスタート。
メンバーのアイディアで「ありがとうボード」を作り工夫を凝らしながら楽しんで取り組んでいます。従業員が照れながらも感謝の気持ちを言葉にすることで、これまで以上にお互いコミュニケーションを図るようになり、チーム内の雰囲気が変わりました。
他のチームを巻き込んで職場のさらなる雰囲気づくりに励んでいます。